Google AdWords (GDN編)
Google Adwordsで広告を配信する際、多くのユーザーに配信できるのがGDNです。今回はGDNの特徴と注意点をご説明いたします。
◆GDNとは?
GDNとは「Googleディスプレイネットワーク」の略で、Googleが提供しているディスプレイ広告です。
Googleの提携サイト群(YouTube、goo、BIGLOBE、アメーバブログ、mixi、食べログなど)に広告が表示できます。
そのため、より多くのユーザーに広告を配信することができ、多くのユーザー獲得に期待ができます。
一方で不特定多数のユーザーに表示されてしまい、こちらの利益に繋がらないクリックが増えてしまう可能性があります。
そこで必要になるのがターゲティングの方法です。適切なターゲティングを行うことで利益に繋がるユーザーの拡大をしていきます。
◆GDNのターゲティング
GDNは広告のタイプで言うとディスプレイネットワークに属しますが、ディスプレイネットワークはほとんど以下の2つのターゲティング
を行うことができます。
①広告を表示したい場所(配信先)の指定
②広告を見てもらいたい人(ユーザー)の絞り込み
つまり「どこに」と「だれに」がポイントとなります。
~場所を対象としたターゲティング方法~
GDNでは、プレースメントターゲティングとコンテンツターゲティングの2種類があります。
プレースメントターゲティングは手動プレースメントとも言われており、ディスプレイネットワーク上にある特定のWebサイトのURLを
管理者が指定して広告を表示することができます。したがって、コンバージョンが見込めるサイトに集中して広告の配信をすれば
CPAを下げることが期待できます。
逆にコンテンツターゲティングは自動プレースメントと呼ばれ、自社のサービスや商材に関連したキーワードに基づいて、
広告と関連性の高いウェブサイトのコンテンツに広告を表示します。管理者が気づかなかった効果の良いウェブサイトを発見することが
できる一方、コストだけがかかるサイトに配信される危険性もあります。そのような時は、定期的にプレースメントの除外作業が必要です。
プレースメントの除外作業は非常に根気のいる作業ですが、これが自社にとっての財産にもなり得るものです。
是非、やってみてください。
~人を対象としたターゲティング方法~
人を対象としたターゲティングの代表格がリマーケティングと呼ばれるターゲティング手法です。
これは自社の特定のページに訪れたことのあるユーザーに対してディスプレイネットワーク上のWebサイトで広告を表示することができる
ことが強みです。過去にサイトを訪れたことがある人である為、顕在ニーズを持った比較的見込み度合いの高いユーザーと言えます。
そこにアプローチすることで効果が出やすく、必須のターゲティング手法と言ってよいでしょう。
(※リマーケティングはアドワーズ検索ネットワークでも可能です)
その他ではインタレストカテゴリと呼ばれるものがあります。これは過去にユーザーが閲覧したWebページの履歴や検索キーワードの
データに基づいてユーザーの持つ興味や関心をAIが自動的に判別し、ユーザーへ広告を表示すると言うものです。
アドワーズ側で設定しているカテゴリーには「旅行」「趣味」や「美容、健康」などがあり、さらに細かく分類されています。
自社のコンテンツの潜在顧客を掘り起こす手段として有効な手法ですが、自社の製品・商品とできる限りマッチしたカテゴリーを選択
して配信するのがポイントです。自社の製品・商品とズレてしまうと顧客として見込めないユーザーに対して配信されてしまい、
結果的にCPAが上昇してしまう原因となります。さらには、リマーケティングユーザーの質の低下にも繋がりかねないので注意が必要です。
ユーザー属性というものもあります。ユーザーの年齢・性別といったユーザーの属性を指定して広告を表示することができるので、
例えば、40~50代女性をターゲットにした化粧品の広告を配信する際はユーザーの年齢を40~50歳に設定し、性別を女性に限定することで
男性や10、20代女性への配信を抑えることができ、コストを抑えることが可能となります。
(※ユーザー属性はアドワーズ検索ネットワークでも可能です)
ここまでに紹介したターゲティング手法を組み合わせて広告配信することで、より効果的な運用ができるようになります。
「自分ではなかなか難しい」というAdwords運用者の方もいらっしゃると思いますが、まずはチャレンジという気持ちで臨んで
見て下さい。