【グーグル広告】スマートディスプレイキャンペーンの運用上の注意点
前回はスマートディスプレイキャンペーンについて紹介しました。
今回は本キャンペーンの運用上の注意点について考察してみたいと思います。
このスマートディスプレイの特徴はなんといっても作業工数が少ないことです。
広告の作成もアセットに設定さえすれば後は機械学習で最適化されていくの配信広告の作成に関する工数はずいぶんと減ります。
また、ターゲティングも機械学習で最適化されていくので、他のキャンペーンの調整に時間を割くことが出来ることがメリットでしょう。
一方で気を付けなければならないのは次の2点ではないでしょうか。
①リマーケティングユーザーの質
②コンバージョンユーザーの質
①についてですが、人間側で行えるターゲティングはオーディエンスの除外ぐらいです(※2019年2月現在)
従って、いくらコンバージョンに至る可能性が高いユーザーに広告を表示していても
コンテンツターゲティングやオーディエンスターゲティングに比べてが低いと考えられます。
ユーザーの質が気になる場合はスマートディスプレイ経由で訪問したユーザーのリストをグーグルアナリティクスで作成し、
スマートディスプレイ経由の訪問者とそれ以外の訪問者に分けてリマーケティングを行えばよいでしょう。
それによってスマートディスプレイ経由の訪問者の質を判断することができるかと思います。
②については、例えばグーグル広告でのコンバージョンを無料のメルマガ登録として、そこから有料会員(成約)につなげるビジネスモデルの商材を扱っているとします。
機械学習によってコンバージョンにつながりそうなユーザーに広告が配信されるわけですが、今回のケースではコンバージョン ≠ 成約です。
他のキャンペーンに比べて成約率が低いのであれば、目標コンバージョン単価を低くしてCPAを抑え、ROASやROIを改善するのも一つです。
(ただし、目標コンバージョン単価を低くしすぎるとインプレッションが落ちてしまうので注意が必要です)
そして最後に、スマートディスプレイキャンペーンの特性上リピーターにのみ配信することができません。
一方でサイト訪問者の除外はできるので、手動での設定で拾い切れていない新規顧客を獲得するための
施策としては十分活用の可能性がありそうです。