【グーグル広告】検索広告での平均掲載順位の廃止を発表
リスティング広告の広告運用において重要な指標と位置付けられる平均掲載順位ですが、
先月26日にグーグルから検索広告における平均掲載順位を廃止するとの発表がありました。
廃止といってもすぐにというわけではなく、2019年9月に廃止予定とのことです。
「それじゃあ、広告がどの位置に表示されているのか分からなくなるの?」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、平均掲載順位の代わりに昨年11月に導入された
「ページ最上部インプレッションの割合」と「ページ上部インプレッションの割合」によって
広告がページの上部と最上部に表示される割合を確認できるようにしました。そのため、
平均掲載順位よりも明確にページでの広告の視認性の高さを把握できるようになったとのこと。
(補足ですが、ページ最上部とはページ上部にある検索窓の直下であり、ページの最上部とはページ上部にある検索窓の上から3つ目
までになります。)
例えば平均掲載順位が3位だった場合で考えてみましょう。この場合平均掲載順位だけを見ていると
広告掲載のほとんどがページ上位掲載だったのか、それともほとんどが3位以下の掲載だったのかがわかりません。
例では極端かもしれませんが、前者と後者では視認性が全然異なるということはお分かり頂けると思います。
先述の「ページ最上部のインプレッションの割合」と「ページ上部インプレッションの割合」を確認することで
視認性を把握することができるというわけです。もともと平均掲載順位は視認性を判断するための基準ですから
より判断基準が優れているものに指標が切り替えられる形になります。
「ページ最上部のインプレッションの割合」と「ページ上部インプレッションの割合」を確認したことがないという方は
まず、こちらのツールを使ってみることをお勧めいたします。そのうえで広告運用のPDCAサイクルを回す材料にして見てはいかがでしょうか。