リスティング広告とは
このページを開いたあなたは
リスティング広告を
・よく理解できていない
・始めてみたいがしくみがよく分かっていない
・運用はしているがうまくいかない
などの理由をお持ちではないでしょうか。
なので今回はリスティング広告について分かりやすく解説していきたいと思います。
◇リスティング広告とは
リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが検索した語句に応じて、検索結果に連動して表示される広告のことです。
なので検索連動型広告とも呼びます。
ユーザーが検索した語句に応じて広告を表示させることができるので、ニーズが明確な顕在層へアプローチすることができます。
日本では主に
・Googleが提供している「GoogleAdWords」
・Yahoo!が提供している「Yahoo!プロモーション広告」
の2つのサービスで利用することができます。
◇掲載されるしくみ
リスティング広告は先ほどもお話したようにユーザーが検索した語句に応じて広告が表示されますが、
広告を表示させるためにはキーワードを登録しておく必要があります。(ユーザーが検索する語句のことを検索クエリと呼びます。)
例えば、ランニングシューズを売り出している会社でランニングシューズの広告を出したい場合は
・ランニングシューズ
・ランニング 靴
・ジョギング 靴
・走る 靴
などのキーワードを登録しておきます。(キーワードは複数登録することができます。)
そして、
検索クエリとキーワードが一致したときに広告が掲載されます。
この一致に関しては、複数の一致の仕方がありマッチタイプと呼びます。
マッチタイプには
・完全一致
→キーワードと検索クエリが完全に一致したときに広告が表示されます。
広告が表示される例:キーワード=ランニング シューズ
検索クエリ=ランニング シューズ
・フレーズ一致
→キーワードと検索クエリの語順が同じときに広告が表示されます。前や後ろにほかの語句が入っていても表示されます。
広告が表示される例:キーワード=ランニング シューズ
検索クエリ=白 ランニング シューズ 、 ランニング シューズ 軽い
・部分一致
→キーワードと検索クエリが類義語だったり関連がある場合に広告が表示されます。
広告が表示される例:キーワード=ランニング シューズ
検索クエリ=ランニング シューズ 、 ジョギング シューズ 、 マラソン 靴
・絞り込み部分一致
→指定したキーワードが検索クエリに含まれる場合に広告が表示されます。(ここではわかりやすく絞り込むキーワードと呼びます。)
広告が表示される例:キーワード=ランニング シューズ
絞り込むキーワード=ランニング
検索クエリ=ランニング シューズ 、 ランニング 靴 、 白 靴 ランニング
の4つがあり、
それ以外にも除外キーワードという機能もあります。
除外キーワードを登録しておくと、登録したキーワードが検索クエリに含まれない場合にのみ広告を表示させることができます。
◇料金について
リスティング広告は
PPC(Pay Per Click)
と呼ばれる広告で表示されるだけでは費用が発生しません。
ユーザーが広告をクリックしたときに初めて費用が発生します。
また、クリック1回につき発生する費用の上限を自分で決めることができます。(この費用の上限のことを上限クリック単価と呼び、キーワードに設定するものです。)
なので、
上限クリック単価×クリック回数
が発生する費用となります。
(※これは最大で発生する費用であり、実際に発生する費用はこれより安くなる可能性が高いです。
このしくみは他の種類の広告でも共通することなので次回以降解説いたします。)
さらに、全体の予算もあらかじめ設定することができるので、「うっかり使いすぎてしまいそうで怖い。」「広告を出すのなんてすごくお金がかかりそうで手を出せない。」
といった方でも安心して利用することができます。
◇掲載される位置
リスティング広告は掲載される位置によって大きく効果が変わってきます。
検索結果1ページ目の一番上と2ページ以降では何倍もの差が出てしまいます。
掲載される位置が決まるしくみはYahoo!とGoogleで似ていますが、各々説明していきます。
Yahoo!→入札価格(クリック単価のこと)と広告の品質(推定クリック率、表示URLの過去のクリック率、広告文と検索クエリの関連性など)
によって掲載位置が決まります。
Google→上限クリック単価と品質スコア(キーワードごとに割り当てられる数値で、広告の関連性、広告のクリック率、ランディングページの品質)
によって掲載位置が決まります。
Yahoo!とGoogleで共通して言えることはクリック単価だけではなく、広告やキーワード、ランディングページなども評価の対象に含まれるということです。
掲載順位を上げたい場合はクリック単価を上げるだけでなく、これらの質を上げていきましょう。
また、そこが質の高いものになればその分クリック単価が低くなるので、費用の削減にもなります。