【グーグル広告】スマートディスプレイキャンペーンって何?
2018年4月20日から全ての広告主向けに公開されたスマートディスプレイですが、皆さんご存知でしょうか?
スマートディスプレイキャンペーンは、ディスプレイ広告の複雑な設定管理を支援するシンプルで高度なサービスです。
使用するためには過去30日間で、アドワーズアカウントにおいて検索ネットワークで100件以上、または、ディスプレイネットワークで
50件以上のコンバージョンが発生している必要があります。
従来のディスプレイ広告と違うのは、入札、ターゲット設定、広告作成において機械学習によって自動化&最適化し、工数の負担軽減と
パフォーマンスの向上を狙うという点です。上記の3点について簡単に説明すると以下のようになります。
①入札
目標コンバージョン単価を採用。できるだけ多くのコンバージョンが得られるように、広告オークションごとに入札単価が自動的に調整されます。
②ターゲット設定
キャンペーンの実施中にターゲット設定が最適化され、最も高い成果が得られる場所に広告が表示される頻度が高まります。
なお、通常のターゲティング(プレースメントやオーディエンなど)の設定が出来ない仕様になっていることに注意が必要です。
(オーディエンスの除外はできますので、例えば新規ユーザーのみに配信に限定することなどは可能です)
該当する場合は、コンバージョンに至る可能性が最も高いユーザーにフィードがマッチングされます。
③広告の自動作成
広告見出し、説明、ロゴ、画像など、広告主様が指定したアセットを組み合わせて広告が自動的に作成されます。
さらに、これらの広告は、ディスプレイ ネットワークのほぼすべての広告スペースに合わせてサイズやレイアウトが自動的に調整されます。
つまり、レスポンシブ広告のように展開されることになります。
キャンペーンの作成手順は次のようになります。
①アカウント内で新規キャンペーンの作成ボタンを押したあと、キャンペーンの目標を選択。
②キャンペーンタイプで「ディスプレイ」を選択して、キャンペーンのサブタイプでは「スマートディスプレイキャンペーン」を選択し、
「続行」のボタンを押します。
③キャンペーン名、地域、言語に任意の値を入力or選択。単価設定から入札戦略を「目標コンバージョン単価」にして目標コンバージョン単価の
金額を設定します。さらに支払対象を「コンバージョン」または「クリック」を選択します。
支払い対象を「クリック」にすると一般的なクリック単価制になりますが、「コンバージョン」を選択すると
コンバージョンが発生したタイミングでのみ、費用がかかります。つまり、クリックされただけでは費用がかかりません。
ちなみに、かかる費用は「目標コンバージョン単価」で設定した金額です。例えば3000円に設定すればコンバージョン1件につき
3000円の費用が発生する仕組みです。ただし、設定金額が低すぎるとインプレッションが少なくなってしまいますので、
初期設定としては過去30日間のディスプレイキャンペーンでのCPAを設定することをお勧めします。
④一日の予算額を入力して広告グループを作成し、広告を作成します。この際、レスポンシブディスプレイ広告を選択します。
広告を作成したら、「キャンペーンの作成」を押して設定を確認し問題なければ出来上がりです。
どうでしょうか?それほど作成は難しくないですよね。私自身が実際に運用してみて思うのは工数がずいぶん少ないなぁという印象です。
次回はスマートディスプレイキャンペーンにおけるメリット・デメリットに関して考察したいと思います。