リマーケティング広告~リマーケティングリストの組合わせ方~
リスティング広告を運用されている方なら、遅かれ早かれ手を付けるのがリマーケティング広告です。
リマーケティング広告とはユーザーが特定のページを訪問した際にユーザーのブラウザにcookieと呼ばれる目印を付与し、
それを目印にして訪問したユーザーに対して広告を表示する仕組みのことになります。
リマーケティングが有効な手法である所以は、リスティング広告全体で見たときにコンバージョン率が高いところです。
したがって、リマーケティング上手く活用しコンバージョンを増加させることができれば、コンバージョン単価も低く抑えられるので、
多くのリスティング広告運用者が用いています。
◆リマーケティングの対象者とは?
リマーケティングの対象になるのは「特定のページの訪問者(ユーザー)」から「コンバージョンユーザー」を除いたユーザーが基本となりますが、
対象となるユーザーをもう少し細かく分類することが可能です。例えば、ある商品の購入者の8割がサイト訪問から3日以内ということが
何かしらの調査で分かっているとします。この場合であれば、
「訪問から3日以内のユーザー」―「コンバージョンユーザー」のリマーケティングリストと
「全ての訪問者」―「訪問から3日以内のユーザー」―「コンバージョンユーザー」のリマーケティングリストに分けることで、
単純に「全ての訪問者」―「コンバージョンユーザー」のリマーケティングリストよりも購入する可能性が高いユーザーに対しては
広告の入札単価を高く設定し、それ以外のユーザーに対しては入札単価を低く設定することが可能です。
このようにユーザーの購買に対するモチベーションに分けて入札単価を変更することが重要です。
一方、訪問からの日数ではなく、サイト内のどのページに訪れたかでリマーケティングすることも可能です。
例えば、通販サイトにて化粧品を取り扱っているとしましょう。サイト内ではユーザーがサイト内の商品を見ながら自分の欲しい商品を
一旦選択してもらい、最終的に欲しい商品について購入手続きを行うページにて購入してもらう仕組みを取っている場合、一度商品を選択した
もののやっぱり気が変わりその場では購入しないということがあります。
(ネットに限らず実際の店舗で商品を購入する際、一旦は買い物かごに入れたもののレジの前まで行ってお会計をしないというのは、
みなさんも経験があることと思います。)
その理由は様々考えられますが、購入寸前のところまで来たユーザーはその他のユーザーと比べて商品購入に関して前向きに検討していると
考えることができるので、何度かアプローチできれば購入してくれる可能性が高いはずです。
このような場合は「購入手続きページ訪問者」―「コンバージョンユーザー」のリマーケティングリストを作ることで、
あと一押しが足りなかったユーザーに関してアプローチすることができます。
リマーケティングリストの組合わせはまだまだありますが、組合わせ次第ではよりコンバージョンが見込めるユーザーにアプローチできるので
是非使いこなせるようになりましょう。